意思力~自分の意志を貫くこと~
2019/05/18 04時
こんにちは!スタッフの菊地です(#^^#)
4月になり春らしくなってきたと思ったら、5月に入って一気に暑くなってきましたね(; ・`д・´)今日の三種町は26℃で、既に菊地も半袖で過ごしています。農業のアルバイトに出ている若者達も暑くて大変そうでした。
皆さんも水分をこまめに補給して、体調を崩さないようお気をつけください ^^) _旦~~
さて、今回のブログでは、最近読んでいる『スタンフォードの自分を変える教室』という本について書こうと思います。
アメリカのスタンフォード大学の心理学の先生の講義を本にしたもので、「意志力」がテーマとして取り上げられています。
誘惑に負けたり、物事を先延ばしにしたり、目標があってもやる気が出なかったり…なぜ意思をもってチャレンジしはずなのに誘惑に負けてしまったりするのか、また、それをどのように改善していくべきなのかが心理学や医学などの視点から書かれています。
意志力に関する様々な話が書かれていましたが、その中でも興味深かったテーマについてご紹介します。
一つ目は「人間の脳は5年後の成果は望んでいない」というものです。
ある実験があり、研究者は参加者に「2つのおやつをすぐにもらうのと、2分待ってから6つのおやつをもらうのはどちらがいいか」聞きました。みなさんならどう考えますか?(/・ω・)/
「2分くらい待てるから、当然6つだよな」と思う人も多いでしょう。(菊地も「待てるでしょー」と思いました)
しかし、実験ではほとんどの参加者が2分待たずに少ない方のおかし(報酬)を選んだというのです!
実際に目の前に誘惑や報酬があると、脳はすぐに手に入る方を選んでしまうということでした。(人間の本能的なものが関係しているようです)
日常の色々な場面を思い返してみると、確かにそんな場面はたくさんある気がします( ゚Д゚)
例えば、「将来のために貯金をする」という目標があるにも関わらず、貯金ができてくると「だいぶ貯金ができてきたから、少しくらい贅沢してもいいや」という気持ちになって浪費してしまうことはないでしょうか?
将来のために貯金しているのに、将来に必要のないとわかっているものでお金を遣ってしまう…((+_+))人間の脳って不思議ですね。
目標を立て、それに必要な計画は考えますが、いざ実行するとなると「今日は疲れたから…」「明日は時間があるから明日に…」とついつい考えてしまい、実行しないまま終わることが多々あります。
そういった考えが浮かぶこと自体はなかなか止められないかもしれませんが、長期的な目標とその場の欲求を常に天秤にかけることは必要だなと思いました!(^^)!
もう一つは「人間は変わろう!と思うだけで満足してしまう」ということです。
これも「あー、確かに!」と思う人も多いのではないでしょうか?
「健康のためにウォーキングをしよう!」「資格の勉強をするために参考書を揃えた!」などなど、様々な場面で目標を立てたり、決心したりすることは多いと思います。
しかし、「カレンダーにウォーキングの計画を書き込む」「本屋に行って参考書を一生懸命吟味し、買い揃えた!」…ここまではいいですが、それをどれくらい継続して活用できているかと考えるとどうでしょう?
菊地も新しい参考書などが手元に揃っただけで、勉強した気になってしまうのはわかります(;’∀’)(最初の何日かはやる気を出してやりますが、1ヶ月後には苦痛に変わっていることが多いです(笑))
一つ目に紹介した目先の報酬に負けてしまうことと通じますが、「変わろう!」という決意が揺らぐときに、自分にどんな言い訳をしているのか、どんな誘惑に負けてしまうのか、誘惑に負けた自分はどう見えるのか(感じるのか)を想像して、失敗を繰り返さないようにする努力が必要だと感じました(‘◇’)ゞ
最近色んな場面で「目的、目標」は大切だなと感じます。
しかし、立派な目標を立てるだけではなく、いかにぶれずにやるべきことを実行していくかもとても大切だな(けど難しいな)と思います( ;∀;)
今回本を読んで、自分の過ごし方とも色々重なるところもあってかなりドキッ!としましたが、「人間はそのような思考に陥りやすい」ということがわかっているだけでも、気をつけることができるのかなと思います!
みなさんも普段の生活の中で、意思をもったり決心をしたりしたときに、どのようなものがそれを邪魔しようとしているのか目を向けてみてはいかがでしょうか?(∩´∀`)∩
P.S
まずは朝目覚まし通りに起きる「意志力」が欲しいです。