42歳を迎えるにあたって
2020/02/03 02時
お陰様を持ちまして1月31日に42歳となりました。
40を過ぎたあたりから体のあちこちが悲鳴をあげはじめ、こまめに検診をうけておりますが、「目」の方はネガティブな状況であります。
しかしながら、関西圏を中心にiPS細胞の研究が進み、5年後10年後には網膜の移植が当たり前の時代がくるかもしれません。
その時まで今の健康状態を維持を進行を遅らせられるよう配慮して参ります。
さてさしあたり市議会議員としての任期も折り返しが近づいております。
残りの2年ではこれまで同様市民の要望を中心に当局との折衝、さらには主体的に先進事例を視察し、市の状況と今後から積極的に提案していく所存であります。
私が6年の議員経験で、能代市に今後必要となるであろう気になる項目は次のとおりです。
1)少子高齢化対策
・年間の出生数が200人を切る議題に突入します。学校のこと、子育て世代への支援、移住のあり方などまったなしの状況です。
2)高齢化対策
・介護を受けたくても受けられない介護難民対策や、在宅介護へのバランスの取れた対応が急務です。親の介護のため離職しなければならない環境である「介護離職」を一世帯でも減らすよう包括的な見守り等支援の充実が不可欠です。
・高齢者の悲惨な交通事故が増加する中、テクノロジーによる事故防止の動きが活発化しています。しかしながら当地域ではまた先の話。喫緊の課題である免許返納者対応としての、「足」をどう確保していくか重要なテーマです。
3)産業への起爆剤
・港湾区域での洋上風力の許認可が動き出す中、港の整備は早急に進めなければいけません。港の整備が進むことで再エネ事業への活性、さらには産業創出、雇用創出の期待がもたれます。しかしながら研究機関や学部など人材育成のためのアプローチが弱いため、早い段階での囲い込みも必要かと思われます。港を拠点に、能代山本地域の次の挑戦を目指すべきではないでしょうか。
4)公共施設のあり方
・築50年を超える公共施設が増える中、新設は望めず長寿命化による一時しのぎの策が求められています。現在、所管する文京民生委員会では教育施設関連の計画が動き出しています。学校や公民館などがそれにあたりますが、今の時代にあわないもの、役割を終えたものはその後の利活用を考えずに早期に解体を望みます。このままでは教育関連施設だけの維持で年間10億〜14億程度の費用が必要となります。いま大胆な削減を、再編を行うべきであります。
5)林業へのアプローチ
・昨年、所属会派主催の林業勉強会を県議、他会派に声をかけ実施しましたが、森林整備は大きな課題であります。適切な森林管理をしなければ災害を起こしやすい森がうまれ、かといって経費をかけ木材を搬出し、市場にだそうとも単価があわず板挟みの状況であります。木材の搬出には林道整備や急傾斜での作業など危険が伴うほか、効率が悪くコストパフォーマンスが非常に悪い分野であります。数年前、視察で訪れた高知のおおとよ製材所では切り出す地域と工場が一体化し、その搬出コストを極限まで下げ、大きく成果をあげておりました。
この例からもやりようによっては林業再興の機会もあろうかと考えます。
6)子育てに最適な街へ
・わたしの公約でもある習い事への補助制度創設ですが、過去の一般質問では能代市内の小中学生の通塾率が低い現状にあること、それでして相対的に成績がよいことなどを理由に検討の見通しもないとの答弁をもらいました。私はこの考えにはまっこうから否定し、通塾できないほど余裕のある家庭が少ないためとも考えています。
本当に能代市内の小中学生の学力は高いレベルで維持できているのか、今後もそうであるのか、学力をうりに子育て世代へアプローチできるのではないかと考えます。こちらについては引き続き強く求めて参ります。
7)地域課題の勉強会の開催
・以前までは政治塾「ど本気」を開講し様々なテーマで地域課題の勉強を行ってきました。
議員となって初めて知った内情もいくつもございます。これら実情の還元の意味でも新しく勉強会の実施を予定しています。詳細については別記事にてご報告申し上げます。