能代市の人口動態に関する勉強会
2020/07/31 09時
所属する会派希望の勉強会として能代市の人口動態に関する分析を担当部局より解説いただきました。
各地方では概ね同様のケースである一方、能代市の特徴として以下が顕著であるとのことです。
・女性の社会減が著しい(転出が多く転入が少ない)
・概ね各世代とも10代前半時に比べ40代前後には5~6割程度に減少
・親世代との同居が少ない(アパート住みが多い)
・進学就職では本人の意向を最重視する
・結婚願望はあるものの具体的な行動は少ない
(既存の企画には興味をひかない)
・6割程度の生徒がいずれを含め地元に住みたい。
・約6割の中小企業が労働力不足を感じている。
等々
また説明の中で気になったのは秋田県内でも合計特殊出生率の高い鹿角市での傾向です。
h20〜24年での厚労省公表の統計によると県内1位は鹿角市で1.58、能代市は1.40、秋田県平均1.36となっており、鹿角市の風土的な特徴として三世代同居が多いとの報告がありました。もしかしたらここに大きなヒントがあるかもしれませんね。
最近では核家族化が進むものの親世代の住居のすぐ近くに住まいを構える近居も増えていると聞きます。
同居や近居を促す政策も少子化対策として効果がありそうです。引き続き調査を進めます。