秋田県主要農作物種子条例の制定を求める意見書提出について
2020/09/14 01時
今年6月定例会で上程されていた表題請願でありますが、継続審査となっておりましたが、本9月定例会において下記の通り賛成の立場で態度を表明いたします。
請願にある願意には概ね賛同するものの、一部同意できない部分もあります。
下記が賛成とした理由となります。
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請願第36号 秋田県主要農作物種子条例の制定を求める意見書提出について、賛成の立場で討論をいたします。
本案は種子法廃止に伴い、秋田県で運用されている「主要農作物の種子生産に係る要領」のみならず、条例制定により種子法廃止以前の体制担保を求めるものであります。気候に適した食の安定供給の必要性や、能代市においては作付推奨地域に該当しない水稲新品種「秋系821」の代替研究が早急に求められるなど、当請願の願意には地域の実情を鑑み一定の妥当性が認められます。
しかしながら種子法廃止は、これまで戦後の食を守るためであった国策を、これからは民間のノウハウや技術を生かし、適正な競争により国民生活の向上を図るものであります。これら廃止に至る経緯を鑑みても請願にある「必要な予算及び関係部署の人員体制を恒久的に措置する」との内容には疑問が残り、時代に即した形で段階的にその役割は縮小すべきものと意見を付し、本案については賛成いたします。
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