パワハラ上司の危険な3つの特徴をまとめてみた!
2022/02/26 07時
上司だからといって、何をしても許されるわけではありません。
あなたは、上司の横暴にいつも泣き寝入りしていますか?
私は3回の転職を経験し「これってパワハラになるのかな?」と、疑問に思うようなことがありました。
「パワハラかわからない」と悩んでいる方は、しっかりと特徴を確認し、自分を守りましょう。
今回は、私の体験をもとに、厚生労働省が出している「パワーハラスメントの定義について」(平成30年10月17日雇用環境・均等局)と照らし合わせながら、パワハラ上司の危険な3つの特徴と、対処法についてご紹介します。
なぜパワハラをしてしまうのか?
パワハラをしてしまう理由には、以下のようなことが考えられます。
- 1番にならないと認めてもらえなかった。あるいは関心を持ってもらえなかった。
- 失敗すると怒られ、放っておかれた。自分1人で乗り越えてきた。
- 怠け者は認めない。いつもがんばっていなければいけなかった。
これらの要因が当てはまるとは限りませんが、「仕事を一生懸命してきたからこそパワハラをしてしまう」という方もいるのです。
こんな風に考えると、少しかわいそうな気持ちになりますね。
しかし、どんな理由があったとしても、他人にその気持ちをぶつけて良い理由にはなりません。
それではこれから、パワハラ上司の危険な特徴をご紹介します。
「これってパワハラ?」と疑問に思ったままにせず、しっかり危険信号を確認しましょう!
特徴1:自分が1番じゃないとイヤ!
あなたの職場には、自分が1番じゃないとイヤと思っている上司はいませんか?
自分は1番でなければ価値がないと思い込んでいるのです。
そのため、誰かが褒められていると「でも○○さん、この間こんなことがあったんですよ」とその人を貶めることに必死になるのです。
このような「誹謗中傷」は、「精神的な攻撃」とみなされるようです。
この特徴を持った上司に対して行った私の対応は、「冷静に事実を伝える」です。
誤解されたまま放っておかず、「事実と少し違うようです。勘違いされてたのかな?」と、冷静に事実を伝えましょう。
もし事実であれば、「そうなんです。あれは失敗でした。この失敗を教訓に今は~しているんですよ」と、前向きに改善していることを伝えましょう。
もし、相手に信じてもらえなかったら、「お天道様は見ている」という言葉を思い出してほしいです。
あなたはただ誠実にお仕事をしていればいいのです。
そんなあなたを必ず見てくれている人がいます。その人があなたの味方となってくれるでしょう。
逆もしかりです。
人の悪口ばかり言っている上司は孤独な人生を送ることでしょう。
ちなみに、こういうタイプは人の手柄を自分の手柄にするタイプです。
特徴2:質問すると怒る
あなたの職場には、質問すると「お前はバカか!自分で考えろ」と怒り出す上司はいませんか?
人を育てるのは辛抱のいることです。
何度も同じことを注意し、その度に許して、きっとできるようになると相手を信じて待たなければなりません。
つまり、「できない人を許す」ということができないために、怒りをぶつけてしまうのです。
しかし、これは「精神的な攻撃」にあたります。
部下に指導する義務を怠っているとも言えるでしょう。
新入社員研修の時に、講師を務めていた先輩が「1回しか言わないから」と言い、ピリピリした雰囲気の中で講義が行われました。
講義に緊張感を持たすという意味では良いことですが、2回目は聞けない状況にするのは良くないと私は考えます。
なぜなら、聞けないことでわからないまま仕事を進めてしまい、取り返しのつかない事態が起こる可能性もあるからです。
修正できたとしても、それに対する労力は大きいですし、無駄な時間です。
失敗することで覚えるということもありますが、損害が大きければ心の傷になり、トラウマにもなりかねません。
私の場合、快く教えてくれそうな先輩を見つけて聞くようにしていました。
職場の人間関係や人となりを早い段階で見極めることが重要です。
厚生労働省が出している「パワーハラスメントの概念について」はこちらです。
①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
特徴3:有給休暇の申請を妨害する
あなたの職場には、有給休暇を申請しようとしたら「 仕事ができないくせに、休みだけは取るんだな」 なんてことを言う上司がいませんか?
特徴としては、体育会系の仕事人間。「残業する人間はえらい!」と思っているような「効率」より「根性」に価値を見いだす上司です。
休むことは上司にとっては怠け者なのです。
しかし、「年次有給休暇」や「育児休業」など、権利取得の妨害をしようとする行為は「個の侵害」にあたるようです。
実際に、このような事例で裁判になり、減額されたものの慰謝料が支払われています。
繁忙期や急な申請でなければ、会社から当然の権利として付与されているものなので、遠慮する必要はありません。
最近では「労働基準監督署」の立ち入りをおそれ、会社の方から必ず消化するようにと言われるところも多いようです。
違法と認められると企業のブランドを落とすことにもなりかねません。
こちらのサイトでは、「労働基準監督署の立ち入り調査」について詳しく説明しています。
労働基準監督署とは、企業が労働基準法等関係法令を遵守しているかを監督する機関のことです。通称「労基署」とも呼ばれ、厚生労働省の出先機関として全国に配置されています。労働基準監督署は、労働者を保護するための法律である労働基準法に基づき、各企業の労働環境の調査・指導を行う権限を持ちます。
引用元:https://ak4.jp
まとめ
あなたの職場にいるパワハラ上司への対応のヒントになりましたか?
今回は「パワハラ上司の危険な3つの特徴」をまとめて、ご紹介しました。
- 自分が1番じゃないとイヤ!
- 質問すると怒る
- 有給休暇の申請を妨害する
パワハラに対する法整備や会社による取り組みが進んできているとはいえ、まだ十分とは言えないのが現状です。
しかし、パワハラへの関心は高まっており、声を上げれば協力者が現れるほどには進んでいると思います。
泣き寝入りすることなく立ち向かってください。
それでも、あなたを助ける人がいないような職場なら、新たな職場を見つけるのもいいかもしれません。