2022参院選の分析その1(秋田県能代山本郡)
2022/07/11 11時
2022年7月10日投開票となった参院選ですが、結果を観察することで投票行動がみえはじめてきます。
秋田県選挙管理委員会では各市町村別の細かな数値を公表しているため興味のある方は是非御覧ください。
全国比例の個人名の得票数も分かるので興味深いものがあります。
リンク:第26回参議院議員通常選挙 投開票結果(秋田県選挙管理委員会)
さて今回は参院選結果の分析として、全国比例における政党別得票をみてみたいと思います。
■能代市
政党名 / 総数(政党名+個人名) / 個人名(名簿登録者の得票総数)
※小数点以下切り捨て
自民 / 10,275 / 2,509
立民 / 2,927 / 694
維新 / 2,524 / 542
公明 / 2,439 / 1,259
共産 / 1,300 / 110
国民 / 1,228 / 520
れい / 859 / 98
社民 / 616 / 76
NHK / 500 / 109
参政 / 472 / 111
以下省略
■三種町
政党名 / 総数(政党名+個人名) / 個人名(名簿登録者の得票総数)
※小数点以下切り捨て
自民 / 3,475 / 817
立民 / 749 / 139
公明 / 706 / 278
維新 / 594 / 171
共産 / 471 / 29
国民 / 269 / 93
れい / 218 / 16
社民 / 154 / 24
NHK / 117 / 26
参政 / 125 / 22
以下省略
■八峰町
政党名 / 総数(政党名+個人名) / 個人名(名簿登録者の得票総数)
※小数点以下切り捨て
自民 / 1,639 / 608
公明 / 426 / 158
立民 / 277 / 88
維新 / 218 / 64
国民 / 175 / 30
共産 / 141 / 17
れい / 76 / 9
社民 / 63 / 9
NHK / 47 / 8
参政 / 52 / 12
以下省略
■藤里町
政党名 / 総数(政党名+個人名) / 個人名(名簿登録者の得票総数)
※小数点以下切り捨て
自民 / 877 / 324
公明 / 191 / 38
立民 / 181 / 39
維新 / 135 / 42
共産 / 76 / 7
国民 / 55 / 13
れい / 55 / 7
社民 / 42 / 5
参政 / 21 / 2
NHK / 19 / 3
以下省略
■能代山本郡 合計
政党名 / 総数(政党名+個人名) / 個人名(名簿登録者の得票総数) / 割合
※小数点以下切り捨て
自民 / 16,269 / 4,260 / 46.8%
立民 / 4,136 / 960 / 11.9%
公明 / 3,762 / 1,733 / 10.8%
維新 / 3,471 / 819 / 10.0%
共産 / 1,988 / 163 / 5.7%
国民 / 1,728 / 656 / 5.0%
れい / 1,078 / 130 / 3.5%
社民 / 761 / 114 / 2.5%
NHK / 683 / 146 / 2.0%
参政 / 671 / 148 / 1.9%
以下省略
※上記割合は列記した政党同士の割合であるため、その他政党を含めた正確な数値ではありません。
上記、能代山本郡の合計をみてお分かりの通り、圧倒的に与党自民党が支持を維持しています。
実際、物価高や円安による物価高の影響は受けつつも、防衛やワクチン確保等の外交を考えると、自民党以外に選択肢はない状況です。
ご承知の通り、国民の負担は増加の一方。収入は減る中においても、それでもこれまでの国家運営を望む声が強いという現れです。
また他に政権を任せうる政党がないといった消極的選択も考えられますが、これには野党の反省と改善が引き続き求められるところであります。
その他、最近では少数政党の躍進にも注目する点はあります。上記表のれいわ以下の少数政党の合計は約10%とシェアを広げつつあります。こうした傾向は結果与党の長期政権にも繋がり、二大政党による切磋琢磨という体制は夢のまた夢でしょうか。
自民公明をあわせ57.6%のシェア。過半数を確保しており、どのような選挙となっても概ね当選しやすい土台があります。
選挙は力のあるものが勝利するのではなく、勝利したものが強いといわれる世界です。組織力の底力を改めて目の当たりにさせられた国政選挙でありました。