秋田に地域政党を
2022/04/04 03時
前回市長選に挑戦した小野立氏が4/10告示の能代市議会議員選挙において返り咲きを目指すが、
氏が今後を語る中で「地域政党」の言葉を口にしている。
どうやら当選のあかつきには地域政党として「能代市民党」を結成したいとのことである。
いや、当選の有無に関わらず結党したらいいのに。さらには”のしろしみんとう”という読みでは、”自民党”と音が似ていて紛らわしい。
その2点が気になったが、目指すところとしては興味深いものがある。
政治に携わる中で、『地域政党』の可能性について考えることがある。
私自身も日本維新の会、一般党員として所属政党を支持しているが、地方政治を盛り上げ可能性を広げた立役者は間違いなく、大阪維新の会である。
「地方から日本を変える」。この明瞭なフレーズで地方行政において大胆な改革を実現してきた。
秋田県内において『政党』とはどんな意味をなすだろうか。
当選のしやすさ? 国政における発言力? パイプとして?
私はいずれにせよ、地方政治が国のためのものではなく県民のためのものではいけないと信じている。
国政のための地方議員、当選のための公認ではあってほしくはない。
個人的な妄想の部類であるが、秋田には地域政党が必要であると考える。現状も同年代議員では所属関係なく交流が有り、喧々諤々真面目に秋田の政治を語り合っている。
その真面目さと熱意があれば政党の壁を超えて、秋田県民を最優先とする新しい枠組みが出来てもいいのではないか。
これまでの踏襲ではいつまでたっても変わりにくい。全国トップクラスの高齢社会が進む我が秋田県こそ、果敢に少子高齢化社会のモデルとして試行錯誤をすればいいのだ。
労働力不足に加え、買い物・交通難民、大認知症時代に加え、様々な課題が山積する秋田県。
秋田に特化した地域政党の登場は夢のまた夢であるのだろうか。