【能代市災害記録】
2020/08/04 09時
能代山本広域圏市町村圏組合より新年度の消防年報が届きました。
こちらの年報には常備消防のあゆみや広域消防の変遷のほか、過去10年の火災状況比較や救急出動状況など記録されています。
中でも能代人として忘れてはならない災害史に、昭和24年2月の第一次能代大火と昭和31年3月の第二次能代大火、昭和47年7月の大洪水があります。
下記その概要です。大火資料では出火地点からどのように延焼を拡大したいのか図面もあります。
※昭和58年5月の日本海中部地震は割愛。
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■第一次能代大火
・昭和21年2月20日 出火午前0時35分(鎮火午前8時頃)
・出火場所 能代市清助町
・原因 不明
・焼失住家 1,296棟
・焼失非住家 942棟
・罹災人員 8,790人
・風向風速 西・平均10m(最大18m)
・損害額 30億2590万円
■第二次能代大火
・昭和31年3月20日 午後10時50分頃
・出火場所 能代市畠町
・原因 不明
・焼失住家 1,156棟
・焼失非住家 319棟
・罹災人員 6,087人
・風向風速 東・平均9.8m(最大16.8m)
・損害額 20億1638万円
■47水害
・昭和47年7月8-9日
・大雨により中河原堤防が決壊。
・住宅流失17棟、全壊12棟、半壊21棟、床上浸水869棟、床下浸水430棟、非住家流失43棟、倒壊56棟、浸水612棟。
・二ツ井町荷上場と薄井でも堤防が決壊し被害が拡大。
・総雨量 素波里ダムで623mm,駒ケ岳787mm.藤琴719mm
・被害総額 8億805万円
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