【秋田県知事選を振り返り。その1】
2021/04/07 09時
4/4開票となった県知事選ですが、ご承知のとおり下記の結果となりました。
・佐竹のりひさ 現 23万3305票 当選
・村岡としひで 新 19万3538票
・あいば未来子 新 2万3679票
・山本ひさひろ 新 2万617票
投票者数 474,604
※内、無効票 3,465、持ち帰り 2、不受理 3
投票率56.64%
※内、期日前投票 17.37%
結果のとおり秋田県民はこれまでの「継続」を選択しました。
佐竹県政3期12年の実績が評価されたほか、引き続きのコロナ対応を求めた結果です。
ただし結果論ですが、もし一騎打ちであれば違う結果となったことが予測されます。
例)
佐竹陣営 23万3305
対立陣営 23万7834 ※3候補合計
実はこのように一本化に絞れなかったため現職が勝利した例は同日開票となった各地でも見られた現象です。今後もこの流れは続くでしょう。保守系はいかに対立候補が分散化するように流れを作るか、対立陣営は1本化を探れるかが肝となるのは明白です。
次に市別の投票率です。
65.75% 湯沢市
65.42% 仙北市
64.05% 由利本荘市
63.73% にかほ市
57.36% 横手市
56.03% 大仙市
55.77% 能代市
54.57% 潟上市
53.47% 男鹿市
53.20% 秋田市
52.96% 鹿角市
52.91% 北秋田市
51.69% 大館市
上位には村岡候補の地盤となった秋田三区の市が連ね、対して県北の秋田2区は投票率が低い結果となりました。これは各地で同時選挙となった各首長選や補選の有無も関係しますが県政に対する温度差が露呈しました。
上位のうち由利本荘市、にかほ市では村岡候補が得票で勝利し、湯沢市、横手市では横一線です。大仙市は御法川衆議院議員のお膝元ともあり佐竹陣営が勝利。
今回の結果は続く衆議院選挙の指標にもなり、各陣営は今回のデータから戦略の練り直しなど迫られているのではないでしょうか。
次回も引き続き秋田知事選の結果から能代市議選について推測したいと思います。