【能代市議会議会基本条例の制定にむけて】
2022/03/09 03時
これまで28回の協議を重ね、ついに制定に向けて議案が上程されます。議会基本条例は議会の最も尊重されるべく立ち位置にあり、これに準じて日頃の活動や目指すべき方向性を明文化しています。
これまでの協議には時間を要しましたが、決して多数決をもって乱暴に決めていくことはなく、丁寧に落とし所を探りながら全会一致となるよう各会派とも努めていただきました。この合意形成に努めた取組は能代市議会としても大きな布石になったと自負しております。
この条例が制定されることで、より議会が機能的に、そして市民生活の福祉向上に寄与するものだと信じています。議決後には4月より交付、施行され、市民参加や情報公開に向け具体的に議会が動き出します。次期改選後には、見直し条項により、定期的な条例の効果検証を行い、時代や地域の実情に応じたブラッシュアップがされることでしょう。
秋田県内では13市のうち、秋田市と能代市のみにおいて、この議会基本条例が制定されていませんでした。しっかりと根拠を持って、更には議会の在り方を見つめ直すきっけになることを期待しています。
条項の中には「議員間討議」など宿題も残しておきました。改選後の新たな面々による建設的な議論を願っております。
これまで多くの会派の皆様のご理解ご協力に委員長としても深く感謝を申し上げます。