若手
2014/03/10 12時
昨日「秋田の未来福祉予想図~実践者に学ぶ可能性と課題~」を題して、パネリストとして登壇させて頂きました。
様々な分野の方々がおり、大変勉強になりました。
趣旨のひとつとして、若者の福祉従事者の減少、離職率の増加といった課題に歯止めをかけるべく、若者がイベントを介して集い、何ができるのか、明るい未来を形成する為にはどうすればいいのかを真剣に考えるフォーラムであったと思います。
私もお話をした中で、イベントや研修会などにただ参加するだけでは、まったく意味がないと思っております。
情報社会は当の昔に過ぎ去っており、あらゆる情報が網羅する中、自分にとって良き情報のみ取り入れ、加工してアウトプットする社会であると思っております。
課題の原因として、3つのことが上げられます。
ひとつに具体的な目標設定がなされていないというところがあると思います。目標や目的があいまいであり、ただただ日々の業務をこなして、ただただ給与をもらっている。大・小関係なく、目標をしっかり掲げて仕事をすることが大事であると思う。
ふたつに理屈じゃない、目の前のおじぃーちゃんとおばぁーちゃんが楽しく明るく過ごすためにどうすればいいのかを真剣に向き合い、そこを追求すればいい。想いがあれば、答えは出てくる。
最後に価値観が合わないというが、価値観はこれまでの生活歴や気性、性格が違うので、そもそも合わない、合う時もあれば、合わない時もある。介護サービスをしていている職員間で、価値観が合わないという人は、自己主張しすぎである。
職員間の価値観が合わないから良きサービスができないという所にリンクしない。
価値観は合わないのではなく、あわせなければならない。
乗ってきたので、福祉の4Kについていきます。
きつい~業務体制を変える努力を現場人がしていく、あるいは、会社に伺いを立てて業務体制をかえるように提案する。
汚い~清潔にするのが仕事。
給料が安い~会社に伺いを立てて、業務拡大や新規施設の開設など、訴えていく。
お金が足りないという人は、お金ではなく、計画性が足りないのである。10万円で生活できない人は、50万もらっても、100万円もらっても生活できない。
最後に、危険~生きていくためには危険リスクは付き物である。仕事に車で通っている方は、交通事故におこりうるかもしれないリスクを背負っている。私も本日30分ほど、ウォーキングしましたが、カラスに糞をおとされるかもしれないという、リスクを背負って歩いてきた。 これで分かるとおり、生きていくためには危険リスクは付き物である。介護業界にだけ、付きまとう危険リスクではない。
以上、高齢者率はまだまだ上昇しております。その反対に福祉を目指す、若者が減少している。この問題を受け止め、未来を見据えていかなければならないと感じている。
もうバトンは渡された、「我々世代が、いざ決断し、行動するときがきた」
佐村河内